殿、利息でござる!

殿、利息でござる!

感想

仙台藩の吉岡宿。

そこは、重なる重税でどんどんと宿場町は寂れて行っていました。夜逃げする人も相次ぐ宿場町で、人々は課税にあえぎながらもなんとか暮らしていました。

そんな吉岡宿で、お茶を栽培する菅原屋はお嫁をもらって帰ってきた直後、連れていた馬をとられてしまいます。

それは献上品などを含め、荷を運ぶ荷馬を藩が用意するのではなくその宿場ごとに負担しなくてはならないからです。

戻ってきた彼は、穀田屋さんが直訴しようとしているのをその機転ですくいます。その頭の良さ、知恵を宿場を復興させるために貸してほしいと言われ、思いついたのが藩に対しての金貸し業です。

いままではとられる側だった宿場でお金を集めて、お殿様に貸し付けてその金を宿場で負担している馬代にあてればいいという発想です。

物語は穀田屋と菅原屋を中心に、宿場の人がお金を集めて行こうという様子が中心に描かれていきます。

そのなかでちょっとした知識として当時のお金の価値や、現代に換算したらどのくらいになるかなどの豆知識も学べるのは面白いです。

全体的にはコメディですが、その中で家族の涙なしには語れないお話も含まれていて、見終わって「ああ、よかった」とほっとする映画です。

がめつくお金を貸し続けていた父に反発していた穀田屋さんの、その父の本当の思いや、なぜ長男の彼が家をだされて養子になったのかなど話が進むほど涙なしでは見れないお話です。

コメディとヒューマンドラマの混じった日本らしい映画です。