チョコレートドーナツ

チョコレートドーナツ

1970年代にアメリカ、ニューヨークでゲイのカップルが育児放棄された障害を持つ子どもを育てたという実話に基づいたヒューマンドラマ映画。

序盤はダウン症で育児放棄された子どもをゲイのカップルが育て、3人の中で愛情が育まれていく様子が描かれており、とても心温まります。

男の子がカップルと住む所を家と認識し、幸せそうに笑う姿が印象に残ります。

中盤からは、ゲイというだけで周囲から男の子を引き離されそうになり、2人が男の子のために周囲や司法とたたかう姿が描かれています。

ゲイには子どもが育てられない、育児放棄してようが実の母親の方に親権は相応しいという周囲の圧力とたたかう姿は非常に切なく、同時に怒りも覚えるものでした。

男の子がカップルと一緒に住むことができなくなり、家に帰りたいと言う姿はとても印象に残ります。

血の繋がりがないことや、同性愛であることに対する周囲の偏見が非常に胸にささります。

学校の先生からのカップルに対する評価が、親として愛がありしっかりしているという意見があり、男の子自身もカップルと過ごすことを望んでいても、その2点が重要視され、何もきいてもらえないシーンはなかなかに観ていて苦しいものがありました。

感動や心温まるシーンも多くありますが、それよりも私は怒りを覚えるシーンが多くあり、自分の普段の生活においても、考えさせられる映画だったと思います。

ラストも含め、非常に考えさせられる内容になっており、鑑賞した際には一度、自分の考えを整理することが大切な映画だと思います。